鉄道のはなし(1) 新幹線のお値段

昨年11月30日、相鉄線が西谷駅から羽沢横浜国大間を開通し、念願のJRとの相互乗り入れ(羽沢横浜国大~武蔵小杉~湘南新宿ライン)が開始しました。たまたま、西谷駅に行くとカメラを持った人たちで一杯でした。こんなに鉄道オタク(失礼。鉄道ファン)が多いとは思いませんでした。
それはさておき、昨年の台風19号で新幹線の車両が水没し、甚大な被害を受けました。鉄道ファンにとってはさぞかし嘆かわしいことでしょう。さて、新幹線の車両っていくらぐらいなのかと思い、調べてみました。



国交省の鉄道車両等生産動態統計によると2018年の鉄道車両の生産金額は2,159億円、生産量は1,857両でした。単純に単価を出すと車両1両あたり1億1600万円になります。部品などの生産量データがないのですが、鉄道車両部品生産金額3,683億円と車両の1.7倍ほど係っています。とすると車両1両あたりに係る金額はかなり高額になると想像できます。



 新幹線

新幹線の生産金額などを時系列に表したのが下のグラフです。在庫が絡むのでうまく読み取れませんが、いずれも右下がりです。(単価もやや右下がりに見えますが)おおよそ1両当り1億5千万~2億円でしょうか。仮に部品が同額ぐらいだとすると1両当り3~4億円という事になります。


 新幹線以外の電車

電車(新幹線以外)は、在庫を合わせると右上がりに推移しています。また、単価も2009年当時は生産・在庫とも1両当り8千5百万円程度だったのが2018年には1億1千万円を超 えています。確かに各社とも豪華な車両が増えて印象があります。




鉄道統計年報2018年度版に鉄道各社の車両数などがあったので表にしてみます。管轄運輸局(JRは[JR])を選ぶと公営・大手・中小の別が表示されるます。右下表は車両数。左下表は会社名を選択すると個別の会社(路線)の旅客数と収入が表示されます。これを見ると各社とも定期(特に通学定期)と定期外で単価にかなり差があるのが分かります。

会社名を選択してください 











旅客数は、1990年代に下降しますが、2002年ぐらいから徐々に上昇に転じています。2004年からは私鉄大手が私鉄中小の分を吸収したようにも見えます。JRは総じて全体の4割弱程度です。

貨物輸送量は、私鉄(民鉄)に比べJRが圧倒的に多い。また、いずれも輸送量が減少しています。国内の貨物輸送は、(他のデータを見てみると)航空・トラック・海運による輸送に取って代わっているようです。


おしまい